五山送り火は、京都の四大行事のひとつとされている、伝統文化です。
お精霊(しょらい)と呼ばれる先祖の霊をあの世へと送るための大切な儀式でもあります。
そんな五山送り火はたくさんの文字や形が炎となって送り火になり、毎年たくさんの方が観に来ます。
なかでも「大文字の送り火」はとても有名で、一番観たい!といった方も多いのではないでしょうか。
またせっかくなら、良く見える場所や穴場スポットなどで鑑賞したいものです。
今回はそんな五山送り火2017の「大文字の見える場所や穴場スポットは?」についておすすめを紹介していきます。
五山送り火について紹介
五山送り火は、京都の伝統行事として毎年8月の16日に行われます。
葵祭、祇園祭、時代祭とそして五山送り火が京都の四大行事に数えられています。
有名な「大文字送り火」とその他に「五種類の送り火」がお精霊(しょらい)をあの世へと送ります。
※お精霊(しょらい、しょれい)・・・お盆の後にあの世に戻って行く先祖の霊
そんな五山送り火2017の情報を簡単に紹介します。
・開催地:京都府京都市左京区にある東山如意ヶ岳(大文字山)等の山岳
・開催日:2017年8月16日(水)
・開催時刻:20:00点火~20:30頃まで
・最寄り駅:最寄り駅が山岳によって違うので注意してください。
昨年五山送り火2016ではゲリラ豪雨になってしまい、しかしその中でも行事が行われました。
そのことから五山送り火2017では、よりたくさんの方が訪れることが予想されます。
早めの行動を心がけて、しっかり場所取りをしておきましょうね。
大文字の見える場所おすすめ
五山送り火ではなんといっても大文字の送り火が有名で、それを観たい方は特に多いと思います。
それでは大文字の見える場所についておすすめを紹介します!
有名どころ!京都御所
(京都府京都市上京区京都御苑3)
大文字の見える場所として、訪れる人が多いのがこの京都御所。
京都御所は場所自体が広く、ゆったりとして大文字を鑑賞できます。
とくに南側の「建礼門」の前にある広場からは、大文字の送り火がしっかりと観えますよ!
灯篭流しも一緒に鑑賞できる嵐山渡月橋付近
(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町)
嵐山渡月橋付近では「大文字」と「鳥居形」の送り火を鑑賞できます。
場所も広く、落ち着いた雰囲気なのが人混みが苦手な方にもおすすめです。
しかも、嵐山の南岸で行われている灯篭流しも観ることができるのですよ!
二つの文化を感じることができて、京都の夏を感じられますね。
大文字の穴場スポットは?おすすめ紹介
それでは、大文字の穴場スポットについてもおすすめを紹介していきます!
京都大学正門付近
( 京都府京都市左京区吉田本町)
大文字送り火を近いところから観るのなら、京都大学正門付近がおすすめです。
そこからは本物の鳥居の上から、大文字の送り火が見えます。
しかし、大文字に近すぎ過ぎると、目の前の吉田山に隠れていくので、できるだけ遠くから観る方がよりしっかりと観えますよ!
加茂街道沿いの賀茂川堤防
(京都府京都市伏見区羽束師鴨川町)
賀茂川堤防からは、大文字の送り火が全体的にしっかりと観ることができます。
夜の堤防の雰囲気が大文字送り火とマッチしていて、観ごたえがあります。
また賀茂川西岸堤防は、よりさえぎるものが無く、大文字が見やすい場所ですよ♪
当日は夜で足元が暗くなっているので、転ばないよう十分注意してください!
大文字も他の送り火も一緒に観られる、イオンモール京都五条の屋上!
京都府京都市右京区西院追分町25-1
このイオンモールの屋上は大文字の穴場スポットとも言えますが、実は全種類の送り火が観られます。
人混みも身動きできないほど多くなく、おすすめですよ!
しかし、全種類観られるとだけあって、他の穴場より大文字は小さく見えてしまうかもしれません。
もし見に行く場合は、踏み台などを100円ショップで購入して、すこし高くして観るのがおすすめですよ♪
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたが行きたい鑑賞スポットは見つかったでしょうか?
大文字の送り火は五山送り火の中でも、一番の大きさを誇っているので、見ごたえは十分あります。
また先祖への祈りが込められていると思うと、より神秘的な感じがしますね。
先程の通り、五山送り火2017は昨年の影響で、観に来る方はより一層増えると思いますので、早めの場所取りをしてくださいね。
また暗い中の足元にも十分注意してください!
あなたやご家族にあった鑑賞スポットが見つかって、五山送り火を堪能できたら嬉しく思います。
全体的に送り火を楽しみたい方向けの記事もありますので、そちらも合わせてごらんください♪