京都で毎年の夏に行われる、「五山送り火」をみなさんご存知でしょうか?
知っている方もいると思いますが、「大文字の送り火」と言えば、一度は聞いたことがありますよね?
京都の夏の夜空を綺麗に焦がしてくれる、花の都、京都の伝統行事です。
京都の四大行事とされているこの行事は、毎年地元の方や、地方の方からも愛され続けています。
しかし、火を使った行事のためやっぱり雨が気になっちゃいますよね。
今回はそんな五山送り火について、また「五山送り火2017天気予報」や、「雨天時に中止や延期の可能性」について紹介していきます。
五山送り火とはどんなイベントなのか
毎年8月に行われる京都の伝統行事で、葵祭、祇園祭、時代祭、そして五山送り火、この4つで京都四大行事と言われています。
有名な大文字型の炎が山に浮かび上がるのは有名ですよね。
そんな五山送り火は、お精霊(しょらい)さんと呼ばれる霊を、あの世に送るという意味が込められています。
そのような想いから、京都の方たちにとっては、欠かせない行事となっているのですね。
まず最初に点火され、東山如意ヶ岳(大文字山)で浮かび上がるのが、ご存知の「大文字」です。
そのほかに各山岳では、松ヶ崎西山・東山で「妙・法」という文字が、金閣寺付近大北山(大文字山)では「左大文字」の文字が炎となって、浮かび上がります。
そして、西賀茂船山では「船形」が、曼荼羅山では「鳥居形」の炎が浮かび上がります。
※曼荼羅山(まんだらやま)
五山送り火の歴史を紹介
天気予報等の前に、五山送り火の不思議な歴史についても紹介します。
まずはっきり受け継がれている歴史は、先程のお精霊(しょれい)をあの世へと送り届けること。
そして、毎年8月の16日の夜に行われるのが、古来よりの習わしとしてはっきりしています。
しかし、ここからが不思議な歴史です。
まず、この大きなそして神聖な行事が、「いつだれが始めたことなのか」が、主催である京都市観光協会ですら分からないというのです。
いわば山を燃やす(森林がないところ)わけですから、始めた人や時期のことは後世に必ず残るはずなのですが…
こんなに有名で大掛かりな行事なのに、本当に不思議ですよね。
また、もうひとつ不思議な歴史があるのです。
それは、有名な「大文字」の「大」の字の由来が不明ということです。
諸説の数ならたくさんあるのですが、どれもあいまいな仮説となっていて、語源が未だ不明なのです。
なんとも不思議な行事ですよね。
でも、それが神秘的な雰囲気を出してくれて、なおいっそう五大送り火が楽しめることもできますね。
五山送り火2017天気予報は?雨天時に中止や延期の可能性はある?
それでは、「五山送り火の2017天気予報」と、「雨天時に中止や延期の可能性」について説明します!
まず雨天時の中止ですが、2017年の今までは雨によって中止になったことはないみたいです。
なので、五山送り火は原則、「雨天時に中止」はないようですね。
さらに「雨天時の延期の可能性」もほぼありえないと言えます。
そんなに雨が降ってるなら、延期した方が良いのでは?と心配される方も多いようですが、昭和38年に一度だけ雨天時で延期になったきり、雨天時の延期になることはまだないようです。
そして、「五山送り火2017の天気予報」ですが、当日の一ヶ月前の天気予報によると8月16日(水)は晴れ時々、曇りだそうです。
先のことで、まだ不安定な情報ではありますが、ちょっと安心しましたね。
次の日もその次の日も、晴れにはなっているので、おそらく大きな変化はないと思われます。
※しかし花火大会前に、より正確な天気が分かったら更新していきます!
ちなみに「2016年五山送り火の天気」はゲリラ豪雨でした。
しかし、そんな天候のなかでも行事は開催されて中止にはなっていません。
そして2015年は雨が降ることはなく、つつがなく開催されたようです。
まとめ
以下、簡単な五大送り火の内容のまとめです。
- 開催地:京都府京都市左京区にある東山如意ヶ岳(大文字山)等の山岳
- 開催日:2017年8月16日(水)
- 開催時刻:20:00点火~20:30頃まで
- 最寄り駅:最寄り駅が山岳によって違うので、以下の記事でご紹介しています↓
- 五大送り火は、大切な想いが込められた行事なのですね。
しかし、その伝統に不思議があり、神秘的なのがまた良いと思います。
また、雨天時に中止しない、延期しないことから、とても大切にされてきたことが分かりますね。
しかし、実際に見に行く際にはお天気情報はかかせません。
なので、天気予報は開催日が近くなったら更新していきますので、ぜひ天気をしっかり確認して、五大送り火を楽しんできてくださいね!